このレビューはネタバレを含みます▼
主人公の「中川夏子」と言う東京のOLと彼女の親友の「冬子」と言う女性が失恋の憂さ晴らしのために大阪のスナックで修行して京都で自らのスナックを経営する様になりましたね。大阪のスナックの客の一人の「夕山病院長」が毒殺された時には夏子と冬子の同僚の「麻里子」と言う女性に殺人容疑がかかりましたが彼女も京都の建仁寺で絞殺されましたね。それにしましても「森岡副病院長」、病院の金を横領したのに加えまして自らの手を汚さずに麻里子と同性愛の関係にありました「みどり」と言う女性を殺人事件の実行犯に使うなんて、卑劣千万で許せない男ですね。「女同士の友情なんて有り得ない」と言う輩も蟻の大群みたいに存在していますが、この推理小説に登場しています「夏子」と「冬子」の二人の女性の友情は「赤毛のアン」に登場しています「アン」と「ダイアナ」の友情を連想させるとても素晴らしいものですし、やはり「女同士の友情」と「男同士の友情」のどちらも大事ですね。