このレビューはネタバレを含みます▼
大好きで紙版で全巻購入しています。作者が休載がちなのが話題になりますが、休載してる間は既刊分を読み返せばいいんです。私も昨年末久々に新刊が出るというので1巻から読み返しましたが、ゴンの野生で育んだ天性の才能に初っ端から惹きつけられました。序盤のハンター試験だけでも、仲間となるクラピカ、レオリオ、キルアの他、ヒソカ、トンパ、ハンゾー、サトツさんなど個性的なキャラが出て来るし、トリックタワー突破は謎解きみたいで面白く、試験の終盤で念の伏線が出てきます。試験後、キルアの家庭の事情を一応クリア?して、天空闘技場で念の修行が始まり、水見式キターとなって、闘技場後はクラピカの復讐劇&ゴンが父親ジンの手がかりを得るため、舞台はヨークシンで開催されるオークションに移り、クラピカの復讐相手として幻影旅団が出てきます。団長はじめ旅団メンバーも能力・性格が様々でキャラ立ちが半端ないです。ゴンとキルアはジンが仲間と作ったゲーム、グリード・アイランド(G・I)に参加。ゲームの世界をプレイすることでレベルアップしていきます。ゲームの設定やエピソードも面白いし、ビスケという美少女?師匠に出会えてゴンとキルアが成長していく様子が楽しいので、私はこのG・I編が一番好きです。G・I後はキメラアント(蟻)編に突入。グロい描写が増え、登場人物も更に増え、バトルも増え、誰がどこで何を考えて何をやってるのかややこしくなってきますが、破綻なく纏め上げていて流石です。個人的には、私の一番好きなキルアが、劣勢だと見極めると逃げの一手の思考だったキルアが、ゴンのために踏ん張るところで、驚き&めちゃめちゃ感動しました。蟻の王メルエムとコムギのエピソードは全漫画作品の中でも屈指の出来ではないでしょうか。電子書籍のサイトでこういうこと書くのはアレですが、見開きが見やすい環境で読むことをオススメします。蟻編後の選挙とアルカちゃんの話で、私だけでなく他の読者さんのある程度もそうかなと思いますが、ここで一旦区切りがついたのでは? 暗黒大陸…へ向かっている船の中で起きている王位継承編は、更にややこしいことになっているので、何度もじっくり読まないと理解するの難しいかも…。ちゃんと読めば面白いとは思うのですが!なので、まずは蟻編まで読んでみて欲しいです!