アバウト ア ラブソング【単行本版】
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アバウト ア ラブソング【単行本版】

夏野寛子

めちゃくちゃ好き。すごく素敵。

ネタバレ
2023年1月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 夏野先生は人の微妙な感情の揺れ動きを描くのが本当にお上手だと思います。登場人物の表情、目線、言葉。何回読み返してもグッときます。そして大きめのコマ割りや台詞のテンポも、映画を見ているような。まず、瀬戸君が真っ直ぐでかわいい。そして星名さんの狡さ。好きとは決して言わないけれど、「クラブに行かれたら困るから」という一言に全て詰まってるのが狡い。そして曲の歌詞、「祈るみたいに伸ばされた柔らかな君の手を 振りほどく事が愛だったらいいな」って秀逸すぎると思いませんか。星名さんが瀬戸君に対する気持ちを表現した「瓶の底」という表現も凄い。そして何より、「アバウト ア ラブソング」というタイトル。ずるい!好きすぎる!25時がきっかけで夏野先生ファンになりましたが、この作品が1番好きになりました。欲を言えば限定小冊子が読みたいですが…。割高でいいので発売してくれないかな…。
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