ハートのトートロジー
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ハートのトートロジー

カシオ

ソコから始まるラブストーリー💕

ネタバレ
2023年1月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作家さんの雰囲気のある画と、繊細な描写が大好きです♪
表題のお話は、偏屈な同級生:月川に何故か告られ困惑しつつも「いいよ」と思わず言ってしまった春名が、そこからどうやって断ろう・・・と悩んでいた翌日、階段から落ち記憶を失ってしまった月川に自分を忘れられて微妙な気持ちになるところから、お話が始まります。
始めは嫌だったのに、いつしか忘れられたことに寂しささえ感じて・・・・という、ゼロから始まるこの切り口と、春名の心の動きの描写がとてもステキなんです(^^
正直、記憶を失う前は何故月川はあんなにも人を拒絶していたのか?とか、そんな性格だったにも関わらず何故、春名に惹かれていったのか?とか若干疑問が残るのですが・・・それを置いといても、やっぱり心に残る作品なんですよね・・・✨
記憶を失っても、好き嫌いはやっぱり同じで、「好きな人」もやっぱり同じで・・・・と、何気ない以前からの行動から「ぶわぁ~っ」と溢れ出す春名への想い・・・いや~もうね・・サイコーの魅せシーンでした😄✨
ふんわりしたエンドも、余韻が残って大好きです♪

他2作品入ってまして、高校時代の気まずい別離からずっと引きずり続けて大人になった2人の、「これから」を予感させる再会までを描く・・・・「どちらかがK」これは結構ずっとシリアスで切ない感じのお話し。
思い込みが激しいストーカー気質の作家:嵐山と、そんな嵐山のあまりの生活能力の無さについ手を貸してしまう編集担当:鈴木との・・・・押され(推され?)負けラブ💕を描いた「密室の恋愛喜劇」。こちらは終始コメディで、嵐山のあまりの押しの強さに思わず笑いが出てしまいますが・・・でも、どの作品も「相手への愛」で溢れた作品となっておりますよ(^^
とても大好きな作家さんです✨
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