このレビューはネタバレを含みます▼
大人×子どもCPの理想形ではないでしょうか。二人のやりとりや考えの変化、心情の描写がものすごく丁寧で、子どもの視点からだと〜と大人の立場からすれば、が描き分けられており非常に良かったです。この攻は社会人的にはわーおとなる振る舞いがしばしばですが、受と向き合う大人としての振る舞いというか覚悟というか、という観点で見れば本当に素晴らしい。
そういうシーンがないために低評価をされている方いらっしゃいますが、むしろこの一冊の中に明確な(完遂状態の)そういったシーンが無いことで、より、この二人の出会いからハッピーエンドを見届けられたなというか、読者としては読了と共に攻が大人として引いた線から卒業するところを見届けられたのだなという気持ちになりました。
ハッピーエンドの先を見たい方は是非小冊子もと思いますが、この一冊だけでもストーリーとして大満足です。是非。
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