このレビューはネタバレを含みます▼
試し読みをしてあまりにも気になって購入。
オメガバの変化系のような『雌雄』が番になる世界。
成り上がりの『雄化』の家の跡取り、征爾×征爾の元に嫁いだ名門?の『雌化』の家の葵。
他人に興味のない(なぜ?)征爾との結婚生活。
…本当にこの人達、結婚したの?婚約とかお試し同居じゃなくて?? 『雌化』の家はみんな『雌』になるの?それとも何人かがそうなるの?どうやって家は存続するの?? 使用人は当初から追い出す気満々だけど一体何様? まさかあわよくば自分達が、とか考えてるわけ?と疑問がたくさん湧きました。
原作はその辺り、もっと丁寧に書かれていたのでしょうか?
あと子猫がどれくらいあの家にいたのかわからないけど、あの小ささではちゃんと世話をしなければすぐに弱って死んでしまうはず。
使用人が水も餌をあげてる様子もなく、猫トイレとか爪研ぎも見当たらなかったけど、全然世話してなければ普通は気づくはず。
それに猫は嫌なことされたらあちこちでわざと粗相して「辛いよ」アピールをする動物です。
死に掛けたりしてなければ部屋のあちこちを荒らすと思うんだけどな。
お話の大筋や雰囲気は好きなのだけど、その辺の不自然さが気になりました。
ページ数の関係で仕方ないのでしょうが葵が征爾を好きになったきっかけも弱く、征爾の気持ちの変化ももう少し丁寧に描かれていると良いなと思いました。
葵が辛いのが8〜9割とかなので、もう少し早く報われて幸せな2人をもっと見たかったです。