屋根裏部屋の公爵夫人
」のレビュー

屋根裏部屋の公爵夫人

もり/アオイ冬子

純文学っぽい

ネタバレ
2023年1月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 恋愛ものではないし主人公の成長記でもないしミステリーでもない。なろう発だけどなろうによくあるざまぁはないし断罪される人もいないし領地経営ものでもない。主人公と敵対する人全員、不幸にならないし死なないし破滅もしないけど和解もしない。恐らく分類的には純文学に近いものになるのかなと思いますがそこはラノベなので心情的に軽い。主人公は気が強すぎてちょっと個人的には好みではなかったですが、男に頼らないと何もできない女よりは全然良いので好感は持てなくても不快ではなかったです。でも本当に作品自体の目的が見えないというか、主人公に共感できない話が苦手な自分にはあまり良さが分かりませんでした。作者が伝えたかったものが何なのか全く分からなかった……。でもストーリーは全然おかしくないので純文学系が好きな方には良いと思います。
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