このレビューはネタバレを含みます▼
嫌味なところのない好感の持てる主人公とヒーローでした。リオルは自己評価低めだけどシャリーナに対しても真摯に対応するし、シャリーナは押せ押せだけど押し付けがましくはなく、微笑ましく見守れました。
お互いの家族との絡み、特にシャリーナちゃん側の家族とリオルの話とかもっと見たいなと思いました😊
とても好きな作品であると同時に、シャリーナが意思に反して王太子妃候補にされたり、リオルが王子と決闘をすることになった場面はこちらも読んでいて息が詰まりました。人の話をきちんと聞かない思い込みの激しい人(王子、側近、ローズガーデン)が、上司だったり権力の強い人だったりすると、恐ろしいことになりかねないんだなと思うと背筋が寒くなりました。
不思議なことにどうやっても自分が信じた言葉しか耳に入らない(入れてない?)人って現実にもいますね。。自分自身そうならないように気を付けようと思わされました。