密書でござる!-隠密大江戸春情録-【単行本版(シーモア限定描き下ろし付き)】
」のレビュー

密書でござる!-隠密大江戸春情録-【単行本版(シーモア限定描き下ろし付き)】

斑月

話題のお江戸BL!

ネタバレ
2023年1月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読み放題にて。
表題作+短編1作です。
どちらも単話の方で読んでいたのですが、単行本版も読み放題で読めて嬉しいです。
どちらも江戸時代のお話です。

表題作は、忍びの沼助が家老と殿の間の密書を届けるのですが、それ以外に抱擁やキスなどだんだんとエスカレートしていくお話です。
家老×沼助×殿の謎の三角関係が笑えます。沼助もおかしいと思わんのか!?とツッコミたくなりますが、さすが?は忍び、任務遂行に全力を注いでいて文句の1つも言いません。
沼助がイケメンではなく、体毛もしっかり生えた良いおじさんなのがまた可愛いです。
家老も殿も、だんだん沼助にハマっていっている様子なのも面白かったです。
短編は、悪名高い大店の小判を盗み弱者にばら撒く鼠・喜久蔵と奉行所勤めの九兵衛のお話です。
少しファンタジー要素がありますが、いいお話でした。
喜久蔵と九兵衛が、立場から敵対してしまうのに九兵衛は喜久蔵を助けたいと思っているビッグラブは読んでてキュンときました!
いいねしたユーザ3人
レビューをシェアしよう!