このレビューはネタバレを含みます▼
本編の終わり方が衝撃すぎて忘れられない作品でした。終わり方が終わり方だっただけに、リキとイアソンの普段の甘苦な生活が読みたかった。外伝があったことを知っては居たけど、探すとフリマなどでまさかの高値!諦めていた所にまさかの電子化!ありがとうございますとしか言いようがない。この本編が終わった時は、実は二人は生きていた説、リキの無くなったところは再生出来て…説、二人とも医学の発達により復活説など、色々な読後説が飛び回り、まだお話が続くのでは無いかと期待していた人も少なからず居たと思うのにそのまま終了でした。内容も当時としては考えられないSFBL、階級とヒューマニズム、そして執着愛。濃くて濃くてBLだというのも忘れて面白かった。今のファンタジーなBLも息抜きには良いけど、やはりBLにしか書けない世界観の物、思い出せるお話しな物をもっと読みたいと思わせる作品でした。そして、まだ、外伝があるなら是非、出して下さい。もっと読みたいです。