ナイモノネダリ【コミックス版】
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ナイモノネダリ【コミックス版】

三雲譲

田舎、時代背景が活きている

ネタバレ
2023年1月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 同作者様の別作品のレビューでこちらの作品名が上がっていたので購入。昔の時代、四肢欠損(障害)、劣悪な家庭環境、監 禁、レイ〇と怖い成分てんこ盛りでしたが、最後はハピエンです。
自分語りになって申し訳ありませんが、わたくしの育った土地がめちゃくちゃ田舎で、まだ小さい頃スマホなどがない時代 自分の周りは作品内の流にしていたように「誰かを疎む・障害を厭うor可哀想という・それを嘲り本人のいない所で話のネタにする・避ける」など令和の時代に考えるとおぞましく、辟易するようなことを大人から子供までしていたので、時代背景(※と言っても自分の子供時代は平成ですが)&田舎のいやらしさがリアルによくかけていると思いました。自分もそうですが、そんなクソ田舎捨てて知らない土地で生活して彼らが幸せを手に入れたのは本当に正解だったかなと思います。 流がした監 禁の是非などは別として、田舎特有の問題の方にめちゃくちゃ共感がありました。「そこに居ると周りも自分も狂う」のもわかるしそれを脱したストーリーがよかったです。ちゃんと時代を昔にしたのが活きていていました。偏ったレビューになっていてすみません。普段こういう系を読まないので読後感がいいかと言われると、暗い気持ちにはなりました。最後の老後と書き下ろしがあったので救われました。
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