暴君、あるいは溺愛
」のレビュー

暴君、あるいは溺愛

篠貴よう/高田ちさき

原作読者が故にこの最終回は納得できない

ネタバレ
2023年1月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 原作小説読者です。1巻2巻は最高です。絵がキレイだし話も小説をよくまとめて描いてる。が、最終巻が…!79ページしかないし、唐突な終わり方で伏線何も回収されてない!これはひどい!!ガッカリしました…。他サイトで1巻褒めまくった私の立つ瀬がない(泣)
原作読者なので、元カノ・山村さんの件も、峰コーポレーションの横領疑惑の件も、あとマンガ数話あれば描き切って大団円で終われたはずなのに、なんで、どうしてここでやめるの…?という感想しか出てこない。てか、ここで投げるの原作者様にも失礼なのでは…?勿論お金払って読んでる読者にも失礼ですが。
berry'sコミックスさんの話は最終回がヒーロー視点になるケースが多いので、その点は納得できるのですが、それにしてもこの打ち切りエンディングみたいの何なの…?

ここからは勝手な推測ですが、berry'sコミックスさんは、通常単話5話分を単行本1巻分として発行されてるので、本来ならこの話も15話までで構成していたのではないかと思います。それが何らかの理由で2話分減らされた結果、こんな投げっぱなしエンディングになったのではないかと。
マンガ担当の先生が体調不良とかマンガ描くのをやめたとかではないなら(今日もツイートされておられるし、他の小説の表紙なども描いておられるので)、この「失われた2話」をいつかどこかで描いていただけるよう、切にお願いしたいです。原作が好きなものとして、このラストは本当に納得いかないし、残念でなりません。

PS. 2月に出る紙版の最終巻が682円するそうです。このままの内容だったら読者めちゃくちゃ怒ると思うのですが…もしここに「失われた2話」が入るようなら、出版社はその旨告知して欲しいです。
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