このレビューはネタバレを含みます▼
とうとう、物語の終わりの時がやってきました。10巻完結、キリも良くて、なおかつお話もいい感じで終わって良かったです(とはいえ、いつでも再会できそうな、あえてここは再開ではなく再会!)
初めはぎこちなく契約お試し婚で始まったリツとジークがこんなに豊かな実を結ぶとは、
それは単に子沢山とかそういうことではなくて、本当に真面目に1人ひとりと向き合うリツ達夫婦の在り方、人となりが、たくさんの人に影響をもたらしていったとしかいえません。
ある意味、村全体の人間関係まで変化をもたらしましたよね~😄
アイナちゃんやエーリヒそしてアイナちゃんのおじいさん、ルカにミルポロン、脇をかためる一人ひとりの物語も秀逸でした。
最後には一番根深い父と子の確執のようなものも、リツの成長とともに受け入れられるようになり、本当に良かったなぁと思いました。
そしてこの物語に出てくる北欧の食べ物の美味しそうなこと
多分、本当に獣をさばいてとか自分には無理だし食べないと思うんですが、食べたくなるんですよね。
近くに北欧レストランが出来たことで、食を通して物語を疑似体験して楽しむこともできました!
感謝です。上質な物語、ピッタリと寄り添う美麗な作画をありがとうございました!
以外は、最初の投稿分
原作者が江本マシメサさんなので、絶対面白い!と見た瞬間思いました。
近世くらいの年代の暮らしぶりなのだろうと思うのですが、北欧のスローライフに憧れてる人はハマると思います。
私は狩猟も獣の解体もしたくはないし、情けないけど、見たくもないのですが本当のスローライフの自給自足にはつきものなんですよね。画力のお陰で血生臭くなく、なるほどと勉強になるような、そんな気持ちで読んでいます。
絵柄が素敵でスッキリとして読みやすく、なのに細かい細工が施された民族衣装や細部の拘りが感じられます。
銃などもリアルだなぁと思いましたが、お身内に猟師さんがいるとのことで納得です。
自然描写もいきいきしていて、カラーじゃないのに色味を感じます。
原作の方も読んでみたいなぁと思いました。
リツハルドとジークリンデのこれから、村人との関わり、色んな楽しみな要素もあり、大切に読みたいと思います。
色んなコミック、コミカライズを読みましたがちゃんと主人公たちの名前が頭に残っているところも他の作品とは違う点だと思います。😊