煙草の香りを感じる

ネタバレ

2023年1月26日

このレビューはネタバレを含みます▼ 男くささが売り（だと勝手に思っている）の先生の作品、ずっと読んでみたかったので購読。
表題作＋短編１作。
表題作は、同じ会社で働く男たちの煙草で繋がる物語。4CPありました。
それぞれタイトルが煙草の銘柄で、どれもその煙草の喫煙シーンが印象的でした。現在、なかなか喫煙者（特に紙タバコ）が少なくなってきたし、作品の中でもなかなか見かけなくなってきたので、逆に今タバコの話が読めて嬉しいです。
その香りを嗅ぎたい。
印象的だったのは、３話目のお話。
下衆な男と付き合っていたのは、好きな人と同じタバコを吸っていたから、という三好にとても感情移入してしまいました。タバコを吸わない三好が好きな男のタバコの匂いを覚えてるの、めちゃくちゃグッときました。
短編は猫の保護を行なっている由良×長年暮らした猫と死別した宇津井。
由良が死別したメインクーンに似ていると思わず声をかけ、始まった保護司と猫を預かる人という関係から、お互い惹かれているけれどなかなか１歩が踏み出せない２人が求め合う話。
猫ちゃんたちがお世話をやいてる様子が可愛かったです。

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lucky さん

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かおりさん

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