ハイスペゆえの不器用さ

ネタバレ

2023年1月28日

このレビューはネタバレを含みます▼ 容姿端麗で頭脳明晰、何でもそつなくこなしてきた康介が叔父の店で出会った漫画家のリオ。

酔い潰れたリオを康介が介抱して自宅まで送り、帰ろうとしたところでリオに引き留められ、ＢＬを体験したいと言うリオに流されるままエロいことをしてしまう。自分が押しに弱いと自覚していてもリオのお願いを断れず、なんだかんだと世話を焼いてしまう康介がお人好しすぎて笑える。

康介の叔父と顔見知りだったとは言え、初対面の康介に「抱いてほしい」と言ってしまうリオはかなりぶっ飛んでいるけれど、真剣にマンガと向き合っているからだと思うとなんだか憎めない。

心より先に体を繋げてしまった二人が編集の杉崎の登場で拗れてしまったときはどうやって修復するのだろうとドキドキしたものの、そのきっかけも杉崎だったのが少しモヤる。

ハイスペックで何でも器用にやってきた康介が初めて失敗し、初めて失恋の辛さを知ったからこそ、リオとの関係が壊れかけたときは康介自身の力で解決してほしかったなと思う。

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おもちさん

(女性/－) 総レビュー数：30件

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