このレビューはネタバレを含みます▼
シンは魔法は使えないって言ったけど、いろんな苦しみを抱える人達を政治で救うことが出来る立場。それが今回分かるはずだからきっと自分の国の為に動くことが出来るようになるよね。その為の前2作品なんだと思う。
閉鎖された場所に住む人々がどんな末路を迎えるのか、自分がどういう立場か考えずに行動することの愚かさ、施政者による国民の不幸、そして多くの知識・情報がいかに大切か。
与えられたものをそんなものだと受け入れる人、疑問を持ち自ら納得するまで答えを探す人。シンが後者で良かった。
そして6話最後、シンが世界を回って安心したようにリアにも安心して欲しいんだよね？その気持ちは間違いじゃないって。いやもうほんと何回も読み直してますよ。リアはかわいそうだったけど、シンはリアに対してはなんでも許しちゃってるからね。行動が軽過ぎてひんしゅくかってますけど、実はそこには大きな愛がありますからね。
うん、この作品に出会えて良かった。終わって欲しくないけどどうやってあの2年後に繋がるのか楽しみにしてます。
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