異世界でおまけの兄さん自立を目指す【シーモア限定版】
花乃崎ぽぽ/松沢ナツオ/黒川レイジ
このレビューはネタバレを含みます▼
絵のことを色々言われていた作家さんですが、私は好きでした。1巻を何度も読み返してしまうくらい。2巻で完結なんて勿体無いです。そのせいか、2巻の方が絵が粗雑に思われました。異世界召喚あるあるで、おまけの方が本物の神子という設定。ただし神子は処女！という縛りがある為、国の浄化が済むまでジュンヤの純潔は守られてしまう。逆ハーもどきで帰結するけれど、ジュンヤは誰のものにもならずに終わる。えええ？！ここは王子様と結ばれて欲しかったー！絵のせいもあって、未遂のエッチシーンもエロさ無し。描き下ろしや番外編が充実してるのは楽しかったです。
【追記】2巻でコミカライズは一旦完結していた様ですが、原作は続いているので、漫画家さんが代わって継続する様です。3巻からの作家さんの方が達者の様ですが、私は2巻まで描かれた作家さんの方が好き。まず、主人公のジュンヤが「愛され総受け」なんですが、以前は大人っぽくて、神子とされたアユムくんより美人とされてたんです。ところが、3巻からはアユムくんに近く、小柄で可愛い雰囲気。王子や騎士団長に比べて背は低いのは分かってましたが、それでも。頼りなげで小さな可愛らしい雰囲気になってしまっている。んー。これはちょっと不満です。「アユムくんがひまわりなら、ジュンヤはバラ！」とエリアス殿下に言わしめたんですから。そこは2巻までの作家さんのキャラデザに則って欲しかったです。王子やダリウス、アユムくんはまぁーそうかな。という感じだったので、それだけが無念。ただ物語が続いて行くのは嬉しいです。エリアス殿下、ダリウス騎士団長と結構な事まで致しているジュンヤでしたが、ここに来て密かに想いを寄せていたと思われる従者のエルビスともめでたく同衾。ただ神子は処女を守らなくてはならないので、エチエチジュンヤは未だ未開通。3人の庇護者というか恋人未満の彼等の間で揺れるジュンヤですが、最終的に誰と結ばれるのか、その未来はあるのか？楽しみに待ちたい。4P帰結はちょっと嫌かもー。
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