リボーンの棋士
」のレビュー

リボーンの棋士

鍋倉夫

深い

ネタバレ
2023年2月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 題名がおもしろくなさそうな雰囲気だったので読まず嫌いをしていたのですが、どこでもレビュー評価が高いので読んでみました。すごく面白かったです。

人生は思い通りにいかないけどそれに抗い努力し挑戦し続けることの意味を考えさせられます。主人公のことを好きだった女性が、脈のない主人公から他の男性に切り替え、さっさと婚約したのもリアルだし、才能はあるはずなのになかなかあと一歩でプロになれないカンジもどこかリアルです。

就職しない主人公を受け入れられない父が、主人公の対局を見ているとき、主人公が幼い頃将棋を指しながら「将来騎士になる!」と目を輝かせて言ったのを思い出し(そうか、おまえはあの時のままなのだな)と気付き、主人公に理解を示したときのやつを読んだときは泣いてしまいました。
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