鬼滅の刃
」のレビュー

鬼滅の刃

吾峠呼世晴

何度読んでも…

ネタバレ
2023年2月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ たくさん涙を流しすぎて何度泣いたことか……戦う系の作品はやはり血が流れるのは当たり前で、そういう描写は苦手なのですが、そこを我慢してもそれ以上に深いものを得られると初めて感じました。そして主人公に関わる主要キャラは生き残るのが定番ですが、そうじゃない。柱たちも何人も命を落とし…それでも向かっていかなければならない辛さや強さに胸が苦しくなります。一人一人の今までの悲しい境遇が描かれる場面や大事な人をなくしたやりきれない感情がひしひしと伝わって来て、感情移入してしまうほどのめり込んでしまいます。泣くと止まらないので、落ち着くまで一度閉じ、また読み始める…これをたくさん繰り返しました。誰にも欠けてほしくなかった。読書みんなが思うことだと思います。一生懸命戦い繋いでいく…亡くなった柱たちの分も背負い、立ち向かっていく姿が誇らしくもあり頼もしくもあり、悲しいなと……ですが本編全てが悲しみに包まれているわけではなく、笑える要素も十分あるのでとっても魅力的!そして生きることの価値や意味、大切なことを教えてくれる作品です。
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