お伽話は地獄の果て、
」のレビュー

お伽話は地獄の果て、

市梨きみ

壮大なファンタジー!

ネタバレ
2023年2月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ BLアワード2023ベストディープ部門ノミネートおめでとうございます。
市梨きみ先生の新作、ディープ部門ノミネートということで怖いもの見たさで購読。
中世のような時代背景で、舞台は王宮、魔術師が登場するようなダークファンタジーです。
2巻で完結かと思いきや続き物。まだメインの2人が出会い、一緒に過ごすようになって間もないのでまだまだお話は続きそう。今後の展開も、きっと市梨先生なので想像を超えてきそうですね〜楽しみでなりません!!

魔術師のレヴィ(16歳)と、第13王子のサフィール(6歳)、おそらくサフィール×レヴィですが今のところサフィールが幼いのでそういった描写はないです。
サフィールは幼いながらに何度も命を狙われ、支える従者も死んでいく中レヴィと出会います。
レヴィは宮廷魔術師を辞めたいと思っていましたが、サフィールが死んでしまうのは嫌だと魔導具を作り、サフィールと交流していく中でサフィール付きの魔導師になります。
サフィールと、その周りの人間の命を狙うのは誰なのか。
度々出てくるので王女だとはわかりますが、なかなかその屈折した心の内はまだ明かされていないので気になるところですね。
それ以外にも、決して小さくない嫌がらせを日常定期に受けているようで、胸が苦しいです。
王女、王子の権力争いに愛憎が入り乱れ、レヴィの強大な魔術により派手に人が死にます。
かなり壮大なお話になりそうなので続きを大いに期待しています!
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