このレビューはネタバレを含みます▼
フランス映画でもよくある最後は人それぞれの考えで…みたいな展開がこちらの作品もあり明確な答えはわかりません。それはそれで好きなので問題なかったのですが…――
しかしこちらの作品、所々ヒントが分かりにくい為か物語の途中からもう答えは各々でがおきます。なので絵や文を色々読みおとしてないかと3回読んでみたり…―――
オジさんの司朗の接し方や司朗のおじいさんに対しての言い方からおじいさんとの関係性はこうだったのかな?とは思って読み進めているけど、オジさんの記憶や話し方では物語はまだ途中なのに確信出来ずに読み進める事になり何かモヤッとしたまま読んでました。―――
言葉も接し方もフワッとしてる所が多々あるので、せめて過去の場面で笑いあってるのか?会話はしてた?口論してた?みたいな絵がひとつでもあるだけで2人の関係性はこうだったのかな?とかもっと考えられそうなので話の途中で答えは各々で…だったとしても難しくなかったのかなとか思ったり―――
でも菊さんがオジさんに言った言葉や**と**の写真をオジさんがとってたりしてる所から想像させる所もあるんですけどね…―――
先生の中では話が出来上がってる内容だからこそ削ってる部分もあると思うのですが、この作品を何もない所から読む側としてはもう少し途中のヒントはほしかったなぁ~なんて…―――
星5をつけてるのに色々言ってて星3にもとれるレビュー内容になってますがこの作品、購入してよかったです。モヤッともあるのに司朗の顔が色気があってカッコいい所や話の内容や空気感がよくて不思議と何かまた読みたくなります。―――
4回目ともなるとオジさんとおじいさんの関係性と司朗への接し方理由は自分なりに答えは出てました―――
それにまた読み返した時に今回の感想と違う捉え方かもしれないのでレビューはやっぱり残しておきたいなと思いました。―――
でもやっぱり最後はどんな解釈をしても今の司朗の事を考えると心がぎゅっとなりますね、本当に…―――
10月久しぶりに再読してよかったです…鴻さんが何故戻ろうとしたのか…おじいさんは鴻さんの生死がハッキリしないまま結婚したのだろうけど、それでは悲しい思いをしてる人達がいる事、鴻さんが戻って生死のケジメをつけに行く事によっておじいさんがその後、司朗の家族への向き合い方が変わってくるとも思ったのかな…って………………違うか?