ウィンター・キル
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ウィンター・キル

ジョシュ・ラニヨン/冬斗亜紀/草間さかえ

間違っていた、とわかる

ネタバレ
2023年2月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 面白いです。安定のラニヨン作品でした。
平和な田舎町。そう思っていたのに、じっと目を凝らすと違うものが見えてきた。そんな作品です。
通り過ぎて行くリゾートの観光客達が出入りするが、特に問題がなかったはずだった町。
古い遺体が見つかった事で懸念されるシリアルキラーの影。
誰もが互いを知る町だからこそ、間違える人間像。
過去の失敗によって頑なになりがちなアダムがロブに惹かれながらも、躊躇う感じが悶えます。ロブの気持ちもよくわかる。素敵なアダム。個人的には。仕事が絡むと色々気に入らないことがあっても。2人のやり取りがグラグラしたりして。ラストまでずっと飽きさせません。草間先生のイラストがもう少し欲しかった!
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