恋も家族愛も、あまり響かなかった。





2023年2月16日
メインキャラ4人とも共感しづらかったです。
コウ×日高は、お互いに居心地いい存在だというのはわかります。日高がコウみたいな男にズブズブになっちゃうのも理解はできるけど、コウみたいな男だからこそ不毛でしかなく、4巻のラストには、まあ、これで良かったんだよ日高、という気持ちでした。苦いけど、かけがえのない青春だったよね、これを糧に次へ進みなよ、と。ここで終わりにしておいて欲しい関係でした。
メインである駿人×優士にいたっては、お互い「家族」に執着して共依存になるのは100歩譲ってアリとして……それが「恋」になるというのが、最初から最後までわからずじまいでした。叔父と甥として暮らした年月も、セクシャリティーも、年齢差も、別離の時間と距離も……すべてを越えて、体までも結びたいと思うほどの「恋」が育っていく要素が、私には全く見えなかった。
1・2巻あたりの駿人には、思春期の少年らしい、ちゃんと血の通った人間らしい可愛さも時折あったけど、年齢とともに……というより巻をおうごとに、煌めきがなくなってしまいました。
そして、家族愛の話だとも思えなかった。菊花のことをみんなで可愛がって、尊重しているようでいて……最終的には誰も寄り添っていなくて、薄寒く感じてしまいました。
コウ×日高は、お互いに居心地いい存在だというのはわかります。日高がコウみたいな男にズブズブになっちゃうのも理解はできるけど、コウみたいな男だからこそ不毛でしかなく、4巻のラストには、まあ、これで良かったんだよ日高、という気持ちでした。苦いけど、かけがえのない青春だったよね、これを糧に次へ進みなよ、と。ここで終わりにしておいて欲しい関係でした。
メインである駿人×優士にいたっては、お互い「家族」に執着して共依存になるのは100歩譲ってアリとして……それが「恋」になるというのが、最初から最後までわからずじまいでした。叔父と甥として暮らした年月も、セクシャリティーも、年齢差も、別離の時間と距離も……すべてを越えて、体までも結びたいと思うほどの「恋」が育っていく要素が、私には全く見えなかった。
1・2巻あたりの駿人には、思春期の少年らしい、ちゃんと血の通った人間らしい可愛さも時折あったけど、年齢とともに……というより巻をおうごとに、煌めきがなくなってしまいました。
そして、家族愛の話だとも思えなかった。菊花のことをみんなで可愛がって、尊重しているようでいて……最終的には誰も寄り添っていなくて、薄寒く感じてしまいました。

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