ポーの一族 青のパンドラ
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ポーの一族 青のパンドラ

萩尾望都

アランが!!アランが!!!

ネタバレ
2023年2月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ ポーの一族の謎が次々明らかになっていく…と思ったら。
始祖と思われた大老ポーでさえ知らないことが!紀元前二千年の古代から、時を経てきた者たち、規律を作り、糧食を蓄え、空間を抜けるすべを持ち、時間すら超越してきてもまだ、愛や欲や情にとらわれる姿が描かれている。おとぎ話がどんどん現代に迫ってきて、超自然的な登場人物たちは携帯もZOOMも使いこないしている。不思議と違和感がない。でも古代の未知の神によって炭の塊みたいになったアランが蘇る。
これは本当に以前のアランなのだろうか。そして1000年もポーの村の地下で眠らされてバラの養分になっていたフォンティーンを生き返らせルことを許した大老ポー、自分が守ってきたすべてを覆すのか…。続きが気になります。

個人的に現代の器機をポーの一族のために使いこなすアーサーが素敵だと思います。バラのオイルをワインセラーに貯蔵したりとか。
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