このレビューはネタバレを含みます▼
王妃である継母との関係を疑われ、国王(父)の命により魔獣が棲むという森に捨てられたリシャール王子は魔術師ギスランの家に行き着いて、ギスランの弟子になります。魔術や剣術の修行をして最終的に敵の魔術師と戦うことになりますが、戦い自体はわりとあっさりかなと思いました。リシャール(16才)は金髪碧眼の美麗な少年でギスラン(なんと214才)は右目が紫 左目が緑の整った顔の美形、お互い相手に魅力を感じているのでわりと積極的でたやすくくっつくという、もうちょっとモダッてほしかったです。
リシャールが臆病になると小さくなって安心すると成長した身体になるという設定は面白かったです。文章はとても読みやすかったです。妖精や一角獣や黒猫などの仲間たちもいて楽しく読めました。
2018年9月 総276ページ 挿絵あり
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