アレキサンドライト
」のレビュー

アレキサンドライト

山藍紫姫子

「耽美」の王道

ネタバレ
2023年3月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 耽美属性と自覚してましたが,遠ざけることウン十年。封印を解きだして島のおすすめから手を出したこの1冊にガツンとやられました。翌日の仕事中も頭の中は文中の言葉の影響を受けてフワフワ。蝋燭の火,雪の上で肌を晒す,凍えた素肌に豪華な毛皮,湖と森,馬上の・・。言葉は深く感覚を刺激するものなのですね。BLコミック歴3年の新しい扉が開いた本でした。話は突然解決する感はありますがホッとしました。そして想像の余地を残す計画的な人物描写だったと思います。
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