このレビューはネタバレを含みます▼
BL小説。
1:本作品→2:スピン『舞台裏のシンデレラ』
商社同期同僚モノ
超肉食系モテ男の営業部加賀谷×経営企画部瀬戸の話。
'仲のいい同期'ポジが望みの秘めた恋心のはずが'瀬戸子'に夢中になり彼女扱いする加賀谷に女装趣味は無いと言い出せずに、
ハイスペエリート本来の生真面目努力家を発揮しゴージャスに化ては傷付く過程も、社内とは違う元プラモ少年の顔を見せる加賀谷も、デキる男二人の公私のギャップが面白くハンガリーでの甘い生活もイイ◎
だけど、いきなりルブタンを贈ったりサプライズの詰めの甘さなど女性と長続きしない加賀谷の雑さが鼻についちゃって。
鷹揚で男らしい瀬戸の人柄が魅力だけに、加賀谷が健気な彼の人間性に惚れた描写が薄くモヤモヤが…トロフィワイフを求める自己顕示欲っぽさが消せず笑。物語の勝負アイテム ルブタンを入社三年目で選ぶ男には、女慣れというより商売女慣れを感じてしまい笑(なんか偏見すみません)次作スピンでも登場するベタ惚れの二人最高だけど、この馴れ初めはちょっとしっくりこなくて…