このレビューはネタバレを含みます▼
正直、試し読み段階では十和子の自己中っぷりにイラッイラして買う気はなかったんだけど、確か全巻割引してたかでレビューの良さにとりあえず全巻購入をしたんだっけ…。長いこと放置してごめん!と謝りたい。十和子が自分を変えようと勇気を出してからも、やっぱり周囲の人たちに対して「私なんぞ…」という思いが常にあって、いい加減そーゆーの、腹立つな!と思ったけど、単に本が好きで地味な子、という理由だけで好意をからかわれ、イジメられるようになった中学生時代から兄以外との交流がなかったことを考えたら、つい人の好意を疑ってしまうのも仕方ないかと思い直しました。それに、始めの頃の「私は可哀想」を免罪符のようにして兄に頼り切っていた十和子を考えたら、おどおどしながらも周囲を慮るようになったのを誉めてあげねば。 14巻で「お互い良い影響を与えあっている」と言われていたけど、まさに理想的カップルの姿だわ…うらやま。 ちなみに私はかおりの一途で優しくて、でも自分は強欲です!と言える素直さがかなり好きなので、伊吹とかおりには本っ当に幸せになってもらいたいなあ!!