僕のセックス・ヴァージンキラー【特典付き】
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僕のセックス・ヴァージンキラー【特典付き】

癖のある絵柄がクセになる

2023年3月10日
初当選を果たした新人議員の耀。祖父の代からブレインとして支えてくれた秘書が後任として推薦したのが元傭兵の明。大きな躯体に髭面の明はおよそ秘書らしくないけれど、持ち前のコミュニケーション能力と傭兵として各地を転々として得た人脈で新人議員の洗礼を受けた耀を助ける。

耀は幼いころから自身がゲイであると自覚しており、それを知った祖父から「政治家を目指すなら誰にも知られてはいけない」と言われ、恋愛もエロいことも遠ざけて生きてきたのにヘテロの明に見抜かれ、明は耀を助けた見返りに耀の処 女をいただくと言い出す。


ゲイやバイの人が身近にいた明に偏見が無いのはアリとして、ヘテロだった明が耀にあんな提案をするのはかなりの違和感。元々はヘテロだったけれど、傭兵時代に同性との経験もあったという設定の方が受け入れやすい。

耀のブレインや明の父親といった古狸や耀の公設秘書たちがいい味を出していて、この世界観なら同性婚も夢ではないかもと思わせてくれた。


作者さんの描く絵柄は癖があって好き嫌いがハッキリ分かれそうだけれど、この独特なタッチがクセになる。
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