木曜日売ります
」のレビュー

木曜日売ります

松田とらいち

攻めの愛司に☆5

ネタバレ
2023年3月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「木曜日売ります」というセンセーショナルなタイトルですが、優しい話。不倫相手と会っていた木曜日、一人が辛くて相手を探していた優人、その優人に会う事にした愛司。見た目と違って、優しくて誠実な愛司に、必然ように優人は惹かれます。引きずっていた元カレは、あっと言う間にどっかへ行っちゃうくらい。愛司が、昭和の部屋みたいな所に住んでいる、良き昭和の人みたいな愛司が、不器用でも誠実で、いい男。優人は、生真面目なんですが、不倫と分かってもすぐには元カレを切らなかったところが、ちょっと…。元カレに至っては、子供もいて幸せな家族を持ちつつ、男とも遊びたいという、その軽さが不快です。尻軽バイなのか、ゲイを隠して社会的立場を保っているのかは不明ですが、どっちにしろ自分だけは得して、優人を同等に扱ってない。そんな男と切れ、愛司と出会えて、優人はホント良かったね、な王道なストーリーです。エチもちゃんとありますが、裸(ライン)は、好みがあるかなぁ。ただ、☆5を、愛司にあげたいです。良き攻め様です。
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