初恋とは似て非なるもの
」のレビュー

初恋とは似て非なるもの

松田とらいち

書き下ろしが多めなのは良かった

ネタバレ
2023年3月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初読みの作者さん。立読みで好みの絵柄ではないと分かっていたけれど、冷たく淋しそうなリョースケの表情が気になり、SALEで購入。


バイト先でリョースケに謎に嫌われているトーマは飲み会で先輩からリョースケと親睦を深めるために1ヶ月付き合ってみろと言われてしまう。酒席での戯れ言と受け流そうと思っていたら、意外にもリョースケから試しに付き合ってみようと言われ、なんとなく断れずに付き合うことになる。


嫌われていると思って苦手に感じていたはずのリョースケと付き合うとなった途端、トーマからリョースケへの距離が近くなり、あまりの変わり身に少し戸惑う。

でも、その後はゆっくりと交流を深めていく感じだったので置いてきぼり感は薄まり、リョースケの不安や過敏な反応の真意も見えてきて、すれ違いませんようにと願いながら読んだ。


トーマの雄になる瞬間やリョースケがトーマに甘えられるようになった姿にグッとくるものの、ツンと尖った鼻やバランスがおかしいなと思うコマに気を取られ、最後まで絵のタッチは好きになれなかった。
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