このレビューはネタバレを含みます▼
普段こういう作品は購入しないのですが、一巻を試し読みして思わず最後まで購入してしまいました。
暴力的、性的なシーンもありますが、この物語には必要なシーンだったと思います。マコの受けてきた長年の苦しみや想像つかないほどの絶望が、短いなかでもとても丁寧に描かれていました。
美月の途方もない強さに引き込まれますが、18歳になるまで外では明るく元気に振る舞い続けていたマコも、美月に負けず本当に強い女の子だと思います。
そんなマコだからこそ、美月だけはマコを本当の意味で最後まで護りたかったんでしょう。
美月はずっとこの先も、マコを護るために真実を話すことはないのだと思うと…、最後は泣きながら読みました。
絵も綺麗で、3巻でまとまっているのに映画を観たような気分になりました。