帽子組の見分けがつきにくい





2023年3月25日
音楽に疎く、バンドなんて未知の領域だけれど、立読みで耀司とすずのふわふわした空気感に惹かれて購入。
兄の影響で音楽に触れたすずは才能がありながら自分だけの特別な何かを求めていて、学生時代はその温度差で軽音部は空中分解し、今は兄の友人に誘われてバンドをしながら曲を作ったりしている。ライブハウスでステージに立つ耀司に心を奪われ、自分の曲を歌ってほしいと強く願う。
物語はライブハウスとすずの部屋がメインで進んでいき、バンドのメンバーたちの金銭事情がどうなっているのか気になったり、バイトや課題といったセリフからすずは大学生と思われるものの、そういった描写がないから現実感が薄く、おとぎ話のように感じた。
でも、それは決してマイナスではなく、立読みで感じたふわふわ感がいい意味で継続しているのがいい。
すずとバンドを組んでいる帽子組のよーすけとしゅうの見分けがつきにくく、最後までこれはどっちかな? と迷子になりながら読んでしまった。
バンドやライブハウスに詳しくなくても支障なく読めるけれど、知っていたらもっと楽しめたのかなと少し残念に思った。
兄の影響で音楽に触れたすずは才能がありながら自分だけの特別な何かを求めていて、学生時代はその温度差で軽音部は空中分解し、今は兄の友人に誘われてバンドをしながら曲を作ったりしている。ライブハウスでステージに立つ耀司に心を奪われ、自分の曲を歌ってほしいと強く願う。
物語はライブハウスとすずの部屋がメインで進んでいき、バンドのメンバーたちの金銭事情がどうなっているのか気になったり、バイトや課題といったセリフからすずは大学生と思われるものの、そういった描写がないから現実感が薄く、おとぎ話のように感じた。
でも、それは決してマイナスではなく、立読みで感じたふわふわ感がいい意味で継続しているのがいい。
すずとバンドを組んでいる帽子組のよーすけとしゅうの見分けがつきにくく、最後までこれはどっちかな? と迷子になりながら読んでしまった。
バンドやライブハウスに詳しくなくても支障なく読めるけれど、知っていたらもっと楽しめたのかなと少し残念に思った。

いいねしたユーザ2人