このレビューはネタバレを含みます▼
幼少期からの両親の影響で、苑は「俺は女が抱けるから大丈夫」"自分は父親とは違う"と必死で自分を肯定しなければ自分を保てなかった。周りから好意を寄せられることが多い一方、反感を買うことも多い苑。そんな自分に対して、吉野は同情からではなく肯定的なことを思ってくれていたことを知った苑。吉野からは批判や嫌悪感も抱かれているのに、自分には見せない笑顔を周囲にはみせる吉野に惹かれる苑。
そんな2人が同室になり、思いがすれ違い、愛し合うお話です。ピットスポルムの花言葉通り、偏愛。吉野しかいらない。愛せない。愛の重さに震えました。
実はコミック版の方も購入していましたが、合冊版も欲しくなり購入しました。合冊版の方がおまけ？描き下ろしページが多いと思います。大満足です。
何度読んでも切なく、思い合う2人に魅了されます。
迷っている方がいるなら、是非読んでいただきたい作品です！また、続編もスタートしたので、ますます楽しめると思います！
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