パパセクスキャラメリゼ
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パパセクスキャラメリゼ

楔ケリ

臆病なパパの初めての恋はキャラメルの味?

ネタバレ
2023年3月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 他サイト様ですでに拝読済みなのですが、こちらでもポチってしまいました。そのくらい好きです!楔ケリ先生の作品はハピエンではあるけれども苦しくて痛い作品もありますが、こちらは比較的読みやすいかと。それでもやはり受けの心情を思うと、何度も胸が痛くなりました。ケリ先生は受けの葛藤や痛みの伝え方が本当にお上手だと思います。本作も受けの栗栖の「自分の感情や欲望に蓋をしてでも良き父でありたい」「娘を悲しませたくない」という、ある種の懺悔のような気持ちと、初めて知った恋心に戸惑いながらも「手を伸ばして溺れてしまいたい」という葛藤に、こちらの気持ちまで揺さぶられます。なのに攻めの新稲!おっ前えなぁっ!怒…しかし彼もまた本当の恋を知らなかったんですねー。ある意味、振り回されたのは新稲の方だったのかもしれません。不器用ながらも真っ直ぐに娘と向き合う栗栖との時間を重ねるうちにナイスガイに成長します!そしてお母さんも素敵!息子のカムアウトに対する言葉が驚くほど自然であたたかくて。泣けました。晴れて両想いになった2人の甘々な休日も見られます!あまーーーいっ!
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