このレビューはネタバレを含みます▼
途中まで読んで話の展開が気になりすぎるので、完結するのを待ってまとめて読みました。悪役が最後まで本当に悪役で、同情出来るような背景もあまりなく、救いもないので残念だったのと、あまりにも最後がバッサリと終わってしまうので、余韻をもう少し楽しみたかったです。まだ小さいのに歪んでしまってる弟や、自分の娘を道具のようにしか思っていない凪の両親など、この島の未来はまだまだ怖いですね。そしてこれだけ遠回りして苦労した二人のその後がちゃんと知りたかったです。何より一番の被害者の稔、途中闇落ちもしたけれど、命の危機もあったりと辛い目にたくさん遭ったのでこの後幸せになって欲しいです。好きな作家さんなので、次回の作品も楽しみに待ちたいと思います。
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