さんかくトワイライト【コミックス版】
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さんかくトワイライト【コミックス版】

はかた

うわぁぁん、栄養過多で酸欠だよぉォォ!

ネタバレ
2023年4月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初読み作者様でしたが、DKBLでしか摂取できない栄養の過剰摂取で、興奮のあまり酸欠状態になってしまいました…

だってさ、顔が良すぎるイケメンハーフDKの一慶が、クールなようで、実は恋に恋する恋愛童貞だなんて。
そして、たまたま図書委員として一緒に過ごすことになった金髪・関西弁ヤンキーのミキが、実は幼馴染の先輩わたるんに一途な片想いをしている可愛いワンコだなんて。
この2人、とてもLOVEが生まれそうな関係じゃなかったんだけれども、ミキのわたるんに対する感情を察した一慶。それを尋ねたときのミキの反応がさ…うわぁぁん、可愛いいぃぃんだよォォ!普段のヤンキー顔とのギャップ!そのあと固かったガードが緩んだミキの内面を知るに連れ、人と距離を取りがちだった一慶に生まれるミキに対する気持ちの変化。これが表情含めてとても丁寧に描かれてるのが尊い…
が、片想いをしているミキを相手に、この感情がなんなのか悩むハーフのDK…もう、この辺から胸が苦しくて息ができん…わたるんも、ただの片想い相手に終わらなくて、最後までどうなるのか目が離せず、みんな顔が良くって、属性が多すぎて、いつのまにか一慶とミキの揺れ動く気持ちにシンクロして息を詰めて読んでたからか、読み終わる頃には本気で酸欠になりかかりました…。

そして、一慶とミキにフラットに接し、時々2人に自分を客観視させる言葉をかける重要な役どころを担う図書委員長の女子国村さんが、変に腐女子ではないのも良かったです♪

最近、DKものから足が遠のいていたのですが、本作は王子様キャラとヤンキーという意外な組合せ、見た目と内面のギャップ、また、見た目王子なのに内心人付き合いが苦手な一慶が徐々に恋心を抱く過程が自然で感情移入しやすくて、その気持ちの動きが滑らか。しかもどの登場人物もキャラも立っている、という奇跡のバランスが1巻に詰め込まれているのが良かった!!イチゴ柄パンツ可愛すぎる問題も、目撃されたし。
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