悪役令嬢、セシリア・シルビィは死にたくないので男装することにした。
秋山シノ/秋桜ヒロロ/ダンミル/角川ビーンズ文庫編集部
ラブ+ ミステリーとサスペンスの要素あり
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼
ありがちな乙女ゲームの悪役令嬢転生ものだと思って読んでみたら、良い意味で期待を裏切られました。
死亡フラグを回避するため、男装までしているのに無駄に目立ってしまうセシリアがちょっとおバカな気もするけど可愛くて、応援したくなります。もっとモブに徹してひっそりと生きていれば簡単に バッドエンドを回避できそうですが、それでは物語が成り立たないのでしょうがないですね。そして、彼女に思いを寄せる男性2人もそれぞれに魅力的で、どちらにも幸せになって欲しいなぁと思ってしまいます。まぁセシリアは1人しかいないので、誰かが悲しい結果になってしまうのは避けられない訳で、どちらに転んでもショックを受けないように今からしっかり心の準備をしておこうと思います!(鈍感なセシリアはなかなか気持ちに気づかなそうだし、今 物語はキラー関連のシリアスな方向に進んでいるので、色恋沙汰がぼっ発するのはもう少し先だと思いますが・・・。)
ラブに特化した転生ものは結構読み飽きた感のある方が多いと思いますが、本作はそこにミステリーとサスペンスの要素が加わっていて、より楽しめるのでおすすめです。
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