ベネノ書
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ベネノ書

九重シャム

旅する双子の兄弟

ネタバレ
2023年4月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ まるっと表題作。獣の姿のまま人化しない弟と体から毒がでる兄。つらい環境から故郷を捨て 旅をしながら過ごしていた2人がたどり着いたのは 森の奥に住む毒に耐性のある一族。獣人と人型が混在する一族が暮らす集落で。外部とは疎遠の集落で 2人は集落のみんなに 料理を教えたり 仕事を手伝い みんなに馴染んでいき。獣人の弟を当たり前に受け入れてくれる事に安堵した兄。安心している兄を見てうれしくなる弟。獣人の長に惹かれる兄。価値観や考え方の違いに 逃げ出しそうになるけど 長もみんなも受け入れてくれてハピエン。一族のあり方として 誰の子供でもみんなで育てるという 風習なので 長はいずれ 誰かと子を成す未来があるのかもしれないとは想像できるけど とても優しい世界観で 辛かった兄弟2人が幸せにみんなと暮らせる未来を思てよかったです。
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