冷徹御曹司は過保護な独占欲で、ママと愛娘を甘やかす
砂川雨路/森原八鹿
このレビューはネタバレを含みます▼
作者さん買いでしたが、今回はあまり感情移入ができませんでした。ヒロインの弟がヒーローの婚約者と駆け落ち。ヒロインは会社の上司であるヒーローに謝罪に行くと、一夜を共にすることを求められます。ヒロインは弟のしたことに罪悪感を感じながらも、ヒーローに片思いをしていたことから思いがけないラッキーな申し出とばかりに合意。その後妊娠が分かり、シングルマザーとして子供を育てます。数年後、ヒーローが子供がいてもいいと政略結婚の話を持ちかけると、それまでヒーローに実子だとバレて子供を取られてしまうことを恐れていたはずなのにあっさり結婚。何だかんだと言い訳をしながら自分の都合の良い方に流されている気がしました。一生懸命で健気というよりしたたかなヒロインという感じです。また、ヒーローもなかなかのヘタレで、最初から自分の気持ちをはっきり伝えていれば良かったのでは？と思えてなりませんでした。
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