金緑の神子と神殺しの王
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金緑の神子と神殺しの王

六青みつみ/カゼキショウ

黒曜~を読んでからの購入

ネタバレ
2023年4月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 黒曜2作品を読んでからの購入です。

こちらは、春夏視点でのお話し。
黒曜の方では、あまり出てこない春夏が
どう生活していたのか・どういう扱いを受けていたのか、
その中で、

望まぬ性行為の強要
(1人ずつの面会で時期はズレますが、好きな人以外の複数人との行為
←暴力で無理やりとか、薬を使って無理やりとか)

その他、
異形との性行為(触手、媚薬での強制快楽)
など。


黒曜の秋人視点の時は、
黒髪黒目が見つかれば問答無用で即処刑という生死に係わる問題で、
対比して、
命の危機も無く能天気な春夏にイラッとしちゃう所もありましたが、

今回の春夏視点を読んでいくと、
実は、
命の危機は無くても、人としての尊厳がズタズタにされていき、
好きな人とはすれ違いが起きていって、
自分のツライ気持ちにワンクッション付けて気にしない方法でやり過ごしていた春夏でも、
王を選んだ後の自分が、異形(神)に嬲り者にされる事に絶望して
(自分の好きな人から愛されず嫌悪されるなら死んでしまえばいいのか、
という考えに希望を見ていた。後ろ向きに前向きという感じ)

、、って。
もう、
どっち視点もしんどい!
と思いました。


最終的に幸せになってくれて良かった。。。

※※※
1巻に収録されている、黒曜に導かれて~のお話しは、
黒曜に導かれて愛を見つけた男の話、の冊子の方と同じ
内容っぽい?ですね。
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