DEATHペディア
」のレビュー

DEATHペディア

雨宮理真/「デスペディア」(G.B.編宝島社刊)/上野正彦/高木徹也

法医学の知識と人間の弱さと恋愛の脆さを…

ネタバレ
2023年4月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 雨宮先生のファンなので、作者買いです。失恋・いじめ・老介護・体罰…等の様々な死に繋がってしまう動機と、風邪薬・エコノミー症候群・風呂場の溺死・赤ちゃんのゲップ…等の様々な要因で死に繋がってしまう危険を、見目麗しい生田准教授が無駄なく的確に教えてくれる素晴らしい作品。死に様を体感させて脳と体に刻ませながら、生と死を向き合わせる能率の良さ!そしてちゃんと自らの意思で立ち直り未来へ歩き出す力を与える効率の良さ!!手を差し伸べるだけの優しさとか、耳障りのいい言葉じゃ心底堕ちてる人間の心に響かないと思ってるので生田准教授がこの世に存在してたら本当に救える命があると思ってます。
生田准教授へのリスペクトは置いておき、ちゃんとラブもあります。生田准教授を幸せに導けるのは、みゆきちゃんしかいない!うやらましいぜ、みゆきちゃん。雨宮先生の描くイケメンのおかげで登場人物全部顔がいいから誰かくれ!!恋愛部分のお話も絡めながら、実際に知識として学べて身近にある死への誘惑や危険にも気付ける素晴らしい作品death!
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!