このレビューはネタバレを含みます▼
作家様の他の作品読んだときにも思いましたが、後味悪いのが持ち味なのかな。砂噛んだ気分…でも癖になるというか、先が気になって読んじゃう。世の中で起こりうる問題を盛り沢山に詰め込んでます。浮気、不倫、DV、嫁姑問題…その他諸々。悪魔は誰なのか?ヒロインの台詞からは『内なる悪魔』であり、誰かにとっては誰かが悪魔といった感じなのでしょうか。一番の感想はルーツは大事だな、と。男性陣二人の幼少期の体験から全ては始まってる。歪んでしまった人物から歪んだ愛情を受け取るヒロインが、紆余曲折ありながらも何とか踏ん張ってるのが救い。暗い話のお楽しみは編集長のビジュアルでした。