このレビューはネタバレを含みます▼
「わるいこと…」が大好きなので、こちらも読ませていただきました。5歳と15歳で1度出会ってから大人になって、再び出会いますが、時雨はうっすらとしか覚えていない様子でした。当時の回想は何度か有り。時雨は妾の子という立場から、本家からも邪魔者扱いです。そこへイギリス貴族のレオンさんが時雨を攫って行くという話でした。前作と少し似た部分もあり、懐かしい感情と現在の高揚感がマッチして、2人の間で幸せな空気感を生んで甘かったw。時雨の本家からの扱いは酷いものですが、レオンさんに溺愛されている時点で勝ち組だし、結構しっかりしてるので悲壮感は薄めです。超スパダリに見えるレオンさんも時雨にメロメロ過ぎて残念になる部分もあり、人間味もあって楽しく読めました。