恋と嘘
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恋と嘘

ムサヲ

分岐end。でも仁坂は?

ネタバレ
2023年4月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 今更ながらにレビュー。
途中までは良かったし、分岐もそれぞれ楽しめるからまぁいいとして、それならなぜ仁坂分岐はないのか。
それにそれぞれの分岐で決定的な気持ちを自覚する何かや激情があって、それぞれのヒロインを選ぶというストーリーなら良かったのに、高崎さんはこうしてくれたから〜、莉々奈はこうしてくれたから〜みたいな、非常に曖昧な受動的な恋愛感で、すっっごく残念だった。色々あったけど、やっぱり俺は〇〇が好きだ!って自覚して選ぶとかじゃないのね、、っていう。あー、結局ネジはいつまで経っても優柔不断でただの浮気者なんだな。って印象で変わらなかった。ヒロイン3人みんなとにかく魅力的だっただけに、ネジの良さが全くもって分からなくなった最終巻だった。気持ち悪くすら思った。そんな中途半端な気持ちなら一生独身でいて欲しかったな。幼い頃からの自分自身の想いか、DNAからも決められた間違いなく幸せになれる恋の相手か。ネジの選択、成長、覚悟という一番の見どころが潰れてしまっていたと思う。あとネジと高崎さんのエピソードが少ない。せっかく幼馴染設定なのだから、消しゴムだけじゃなくもう少し思い出とかあったほうがリアリティがあったと思う。ほとんど話したこともないのに、そこまで好きになる?
ちなみに私は高崎さん推し。そして矢嶋と一条は復縁して欲しかった。一条の旦那も気の毒だし。矢嶋と柊はいきなり過ぎて違和感しかなかった。
紙で買ってたけど最終巻、読み返す気起きず2回目はもう読まないと思います。
ただ圧倒的に絵は綺麗でとても丁寧。大事に一コマ一コマ描かれているのが伝わる漫画ではありました。次回作に期待。
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