このレビューはネタバレを含みます▼
30~40代以上の女性転生者が前世と今世の年齢を足し、実質自分は○○歳(今作では43+17=還暦)だと嘯く描写をしばしば見かける。何故そんな計算をするのか・・
だが、転生者が10~20代前半の女性だったり男性である場合にこういう描写を見たことがない(前世18歳+今世12歳=今自分は30歳だと考える男性主人公・・むしろ見てみたい)
憶測だが、これは日本人特有な思考(女性の加齢に対する卑屈な心情)ではないだろうか。この描写を見かけるたび、どうにも拭えない気味の悪さを感じる。
同時に作者や編集者がどういうつもりでこの描写を入れたのかを知りたい。
今作の感想:イーサン王子はレベッカ(元妻)を手に入れるためにギャレッド王子に「婚約は継続、でも決して手を出すな」と命じているように見えるが、酷くないか?
唯々諾々とそれを受け入れ”心の中で”「少しは嫉妬してくれても」と言う事しかできない彼もどうかとは思うが。シャーロットは幼児にしか見えない。ここまで愚かなキャラにする必要があるだろうか?気の毒にさえ感じる。レベッカは身内以外に何となくいつも上から目線でものを言う(考えている)のが好きになれない。