52ヘルツの共振【電子限定描き下ろし付き】
」のレビュー

52ヘルツの共振【電子限定描き下ろし付き】

早寝電灯

透明感と凛とした愛情のオメガバース

ネタバレ
2023年5月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 描き下ろし以外全部読んでいたけど、この作品だけはどうしても欲しくて読みたくて今回購入しました!改めて時間を置いてじっくり1話から読み返すと、本当にひとつひとつのエピソードが優しくて優しくて心に沁み渡り、あぁこうゆう人間になりたい!と人として理想の姿を見せてくれる2人が、ほんとうに尊くて…!!52ヘルツのクジラは本当は孤独なはず。自分のΩ性に乱される事を律して生きたい白根はそれを求めていた。でも清成と再会して愛し合い、そこに少しだけ近い、と思う彼の心が本当に美しかった。どうしても自分の中の受け入れ難い醜い部分を彼と分かち合う事で受け入れ、自分に対する本当の安心を得る事が出来たのかな…と思いました。
オメガバは作者様の考え方が非常に良く現れるお題ですね。どこに着目するかで、こんなに凛とした愛を表現出来るんだな…清成の家で2人が付き合う場面で、ちゃんとしないとと言う白根に「かわいいな…!」とゆう清成の言葉がこの作品を象徴してるセリフかと思いました。描き下ろしまで、本当に読めて良かったです!!!
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!