とても現実的な展開

美男子&頭脳明晰な男子2人にめちゃくちゃ好かれるっていう展開はザ・少女漫画だし、ふつーありえんだろで終わるんだけど、この作品は最終巻が意外な展開になって読後やりきれない気持ちに。

でも、リアルな話こういうことの方が多いんじゃないって思う。どんなに好き合っても心変わりしたりするし、あとから出会った人に惹かれることもある。結婚したって離婚して再婚する人だって世の中にはいっぱいいる。要するに、終わりがない。

帝斗がやっぱり可哀想になるよ。
最後に京都に引っ越す時に、あめりが泣きながら見送ってたけど、お前が泣くなよって思ったし、顔見せるなよって思った。私が帝斗なら、あんな笑顔を見せられない。心変わりは誰が悪いわけじゃないけど、あんなに絆が深くて好きだって言ってたのにっていう責める気持ちは一生消えないと思うし、トラウマになる。

あめりは憎めない子だけど、これから先あめりと世堂だってハピエンになるかはわからない。

ざくり先生の作品は、すごく好き。でも、２回読み直すのは、しんどい作品だな。