このレビューはネタバレを含みます▼
ずっと待ちに待った新作の配信にドキドキしながら読み進めていきました!過去に何かしらのトラウマがありそうだなぁと思っていたけど予想以上に苦しい過去だった。幼少期から執事になるための過酷な教育を強いられていて『欲しい』と思う感情を封じられた環境で、しかも『出来ない自分が悪い』と呪いの言葉を他でもない親から浴びせられていたんだから根が深い。幸せになりたいとか、貴方が欲しいとか、願いを口にすることを一番の禁忌としていたんだろな、とか大事なものを大事だとか、口にした瞬間に壊れてしまうと思い込むほどには、呪われているんだろうなぁと思った。ここからどう感情が解けていくのか?2人は2人の自然な形に帰着して幸せになれるのか?ものすごーく気になります。ご都合的展開でもいいからβから後天的Ωにならないかな?と願って止まないです。