このレビューはネタバレを含みます▼
バツイチ子持ちの主婦が同じバツイチの男性と恋に落ちる物語です。
作者がバツイチ子持ちであることから、離婚、子育て、恋愛などが深く掘り下げられており、登場人物の感情や心理描写がリアルで共感できます。
主人公はかって夫に裏切られたことがあり、人を信じることに疲れています。
また新たな恋愛の相手も隠し事をしていることが明らかになります。
読んでるうちに様々な思いが過ります、
人を信じることが愛の前提なのか?裏切られるってどういうことなのか?
周りの状況も自分の心も変容してゆくなかで、人を信じることは出来るのか?
「信じる」ことは結局、希望的拘束なのか・・・とか。
読者に突き付けてくる問は重く鋭いと感じました。